生活のスタイルによって異なる必要な英語力とその分野

英語圏の国で数年生活をしていました。

そこで私が強く感じたのは自分の生活の仕方によって必要な英会話とその分野が違うと言うことです。

ある国で私は数年過ごし、一応英語でコミュニケーションが取れるレベルにまで英語力が達したと思っていました。実際、なにか問題があれば英語で問い合わせをすることもできましたし、もちろん英語で仕事もしていました。

ところがあるとき私は自分の英会話力に自信をなくしてしまいました。

というのは妊娠して病院に問い合わせの電話をしたときに応対した看護士らしき人に通訳をつける必要があるとまで言われたからです。その時は相当落ち込みました。

そのことを友人に相談すると友人も同じような状況で同じようなことを言われたそうです。ですが、友人は言いました。私たちには英語でコミュニケーションをとる能力がある。ただ私たちは病院関連の必要な単語を知らなかっただけだ、と。

病院なんかでは特に、医療用語のようなものを使用したりします。別にわかりやすく言い換えてもらえば私たちもすぐに理解できるようなものなんです。ですが、彼らはあまりそういったことをしない。

だとすれば私たちは必要な単語をあらたに覚えさえすれば会話についていくことができるということです。

実際、そうでした。

必要と思われる単語を調べ準備していくとほとんど問題なく診察も終わりとても通訳をつけなければならないような状況とは思えませんでした。

自分がいない分野に飛び込むときは自分の英語力に自信がなくなったりするものですが、実際それは単語の問題だったりするものです。私たちの生活はかなり限定された空間にあり日々使う言葉も同じになっているのです。